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TOEIC 650点から850点にゆるく上げる方法(勉強時間編)

背景

筆者は本格的に英語の勉強を始める2018年1月時点では650点前後でしたが、2021年4月のTOEIC L&R(以下、TOEIC)で850点(リスニング450点、リーディング400点)を取得しました。これで英語ペラペラだ、なんて謙遜成分を除いても全く思っていませんが(※)、845点以上の人は全受験者の7.8%程度のようで(ソースはオフィシャルサイト)、そんなに多くはないようです。

※実際、TOEICでも理解ができる粒度で聞き取れなくても問題はうまく単語が拾えれば正解できたりします。でも、点数が低かったときはこれすらできなかったわけで、これをもってTOEIC不要ではないと思っています。

この記事のテーマ

どのように点数をあげたのか、この記事では特に勉強時間について書きたいと思います。
一般論・普遍的なやり方はもっと英語の学習法などに精通している人がたくさん書いていらっしゃるので、あくまで筆者個人の体験をもとにしてお話しします。

結論

通算1,300時間、平均1日1時間で850点を達成しました。また、1,000時間弱で820点を取得しています。

といっても、いろいろ疑問があると思います。少なくとも勉強を始めた当初の筆者はいろいろ考えて調べました。その当時の質問に現時点の筆者なりの回答を書いていきたいと思います。

勉強時間で管理することの有効性

そもそも、英語の勉強の進捗管理に「時間」という単位を使うべきなのでしょうか。

筆者は使うべきと考えます。

英語学習は基本的には時間をかければ実力はついていきます。また、学習が習慣化する前の時期、つまり勉強を始めたばかりのときは、すぐに点数が上がるわけではないので、やればやるだけ数字が増えていくような勉強時間を指標とすると、モチベーションが維持できます。

この数字を積み重ねたからといって、集中して勉強していなかったら意味がないという反論もありそうです。しかし、この数字で誰かと勝負するわけではなく、自分の目標管理のための数字です。なので、自分が積み上げてきた数字自体が重要です。(となると、上の筆者の勉強時間自体もあまり意味のないものになりますが、あくまでも参考ということで...。)

勉強時間はどのように定義すべきか

時間で管理といったって、机の上で必死に勉強したときと、何かをしながら聞いている時間、同じ時間としていいのかという疑問も湧くと思いますが、これはどうすればいいでしょうか。

筆者はあまり深く考えないことをおすすめします。

なぜなら、この記録は例えば論文のために実験用として厳密に管理するものではなく、あくまでも自分のモチベーションの維持の一貫のために記録するためのものだからです。であれば、できるだけ簡単に記録できる方が習慣化できるはずです。それに、習慣化するにあたって、特に会社員だと週の行動パターンというのは大きく変わるものではないですから、今週は聞き流す時間が9割だったけど、来週は1割だったということもあまり起きないはずです。

ですから、勉強の密度に限らず素直に時間を記録すればいいと思います。それでも気になるという人は、特に気になる場合(例えば、酔っ払った状態で上の空になりながら英単語を聞いていただけのようなとき)だけ自主的に記録時間を減らせばいいと思います(30分聞いたけど15分と記録しておくとか)。上の1,300時間もそうやって記録したものです。

勉強時間はどうやって把握すべきか

では、どのように勉強時間を管理すればいいでしょうか。

studyplusというサービスをおすすめします。

まず、無料でスマホでも使えます。習慣を継続させるためには記入までのハードルをいかに下げるかが重要ですが、無料かつスマホから入力が可能なので、どこで勉強しても忘れないうちに記録することができます。また、特定の勉強アプリと紐付いていないので、このアプリで勉強しないと記録できないということもありません。

競合サービスもあるのかもしれませんが、3年近く筆者はこれを使っており、こちらをおすすめします。

勉強時間の捻出方法

筆者のような家族持ちの社会人は勉強時間の捻出が難しいと感じている方も多いはずです。
筆者はおもに3つの方法で捻出しました。

  1. 通勤時間
    ニューノーマルで通勤回数は減っているかもしれませんが、それでも通勤時間は貴重な勉強時間です。私も昔は音楽を聞いたりスマホゲーをやっていたりしたのですが、この時間を勉強の時間に変えました。
    習慣化してしまえば苦にならなくなりましたが、習慣化する前は誘惑に駆られたり、周りから好奇の目で見られているのではないかと思っていたときもありました。
    筆者の場合は誘惑に対しては「これで周りと差をつけている!」という意識高い系の気分で乗り切り、好奇の目で見られているのではないかという点については「むしろ皆をこれで動機づけしているのだ!」という超絶意識高い系の気分で乗り切りました。いずれも声に出しているわけではないので、うざがられていはいないはずです。多分。。
  2. 家族の理解
    当初は通勤時間だけで勉強していたのですが、通勤時間で音読するわけにはいかないですし、やはり家での勉強も必要です。その際のポイントはやはり家族の理解です。筆者の場合は、家族に目標を宣言し、リビングで勉強をはじめました。最初は違和感がありましたが、もうすっかり慣れてしまい、今では家族がテレビを見ているリビングで音読をすることも日常の光景となりました。
  3. 朝活
    模試を解いたりするときは集中して行いたいときもあります。そこでやはり貴重な時間は朝です。週末は小さい子供と9時に寝て、4~5時に起きるという生活をしています。これによって、朝2~3時間、誰にも邪魔されない時間が捻出できます。

このように様々な方法で時間は捻出できます。ポイントは周りを巻き込んで習慣を徐々に変えていくということです。新しい習慣として定着させるとどうということはなくなりますよ。

勉強時間の配分

時間は捻出できたけど、何の勉強にどのくらい時間を配分すべきか、という検討事項もあると思います。

これについては筆者は気にしていません。

まず、筆者の場合は昇進に必要のような期限がなかったので、あまり効率を求めなかったという点もあります。ただ、それを差し引いてもあまり気にすべきではないかと思っていて、なぜなら、とにかく勉強すれば実力は伸びるからです。そんな事を考えるよりは、継続して勉強し続ける、という習慣化、習慣の維持に意識を集中すべきだと思っています。もちろん、何をすれば効果的かということは考えながら多少の調整はしましたが、それによって、大きくリズムを変えるということはしませんでした。

「ある一定のスコアを超えるためには、努力量を一気に増やさないといけない」という意見について

勉強を始めた当時、様々なサイトでどのくらい勉強すればスコアが上がるのかを見ている時に、様々なサイトで書いてあったことがあります。それは要約すると、「ある一定までは通常の勉強で行けるけど、壁にぶつかる。それを超えるには、自分の限界を超えて勉強する機会が必要だ」ということでした。

当時の筆者は、そうするとそのときはかなり勉強する必要が出てくるので、大変そうだと思っていたのですが、そんなことはあるのでしょうか。

結論から言うと、筆者は少なくとも今の所、重点的に勉強時間を増やして頑張った時期はありません。

これまでの勉強時間でいうと、多少の凸凹はあるものの、大体1日1時間ペースをキープしています。これから壁にぶつかるのかもしれませんが、壁にぶつかろうとぶつかるまいと、継続的に勉強さえすれば、少しずつは実力がついていき、いつかは目的のスコアに到達するのではないか、というのが今の考えです。なので、今から勉強する方には、「あまり心配しなくていい」というのが筆者からのメッセージです。

まとめ

TOEICで850点を取得した立場から、勉強を開始した当時、筆者が思っていた疑問に、現時点での筆者の回答を作成しました。

いろいろ細かいことを書きましたが、要するに、まずは勉強を始めてなんらかの方法で習慣化し、1日1時間勉強さえすれば、少なくともTOEICのスコアは上がっていくというのが現時点の筆者の考えです。

考えるより、まずは始めるのがいいと思います。三日坊主だって、121回繰り返せば、約1年頑張ったことになります。まずは始めましょう!では。

編集後記

※ここは推敲せずに書き散らす箇所です。

ようやく少しは誰かの役に立つ記事が書けた気がします。いままでは自分語りに近かったので。当面は英語の記事のネタがつきそうにないので、英語の記事を書こうと思っています。blog書きに使える時間も限られているので、週1本を習慣化するための目標にしようと思っています。これも習慣が重要。